応用編 第10章
実践プロジェクト集
スキルは「作った数」だけ伸びます。この章は難易度順の制作課題集です。各プロジェクトに開始用プロンプトを用意していますが、慣れてきたら自分の言葉で要件を書くことに挑戦してください。
この章のレッスン
10-1プロジェクトの進め方テンプレート
どのプロジェクトも、基礎編第6章で身につけた同じ型で進めます。毎回この手順をなぞることで、型が体に染み込みます。
制作の7ステップ
- 要件定義 — 5つの質問(誰が・何を・必須機能・後回し・見た目)に答える
- 環境準備 — フォルダ作成 → claude起動 → Git有効化 → CLAUDE.md作成
- 土台作り — 最小機能だけ実装 → 確認 → コミット
- 機能追加 — 1機能ずつ「追加→確認→コミット」
- デザイン — 第9章の言葉で磨き上げる
- 意地悪テスト — 想定外の操作で穴を探す
- 公開 — Cloudflareへデプロイ(任意)
学習効果を最大化するコツ
- 完成コードを音読ならぬ「AI解説」させる — 完成後に「このコードの仕組みを初心者向けに解説して」と頼むと、1作ごとに読む力が育つ
- 1つだけ自分でアレンジする — 提示された要件に、自分のアイデアを必ず1つ足す
- 困っても30分は粘る — エラー対応の経験値こそ財産。第4章の手順を思い出して
10-2初級①:ポモドーロタイマー
学べること:時間処理(setInterval)、画面の状態切り替え、音の再生
25分作業+5分休憩を繰り返す、定番の集中法タイマーです。シンプルですが「時間」と「状態」というプログラミングの重要概念が詰まっています。
開始プロンプト
ポモドーロタイマーを作ってください。 【必須機能】 - 25分の作業タイマーと5分の休憩タイマーが自動で交互に切り替わる - スタート/一時停止/リセットボタン - 残り時間を大きく表示。作業中と休憩中で背景色が変わる - タイマー終了時に音を鳴らす 【構成】HTML/CSS/JSのみ。スマホ対応 【進め方】計画説明 → OK後に1機能ずつ実装してください
🖐 アレンジ課題(1つ以上挑戦)
・完了したポモドーロ数を記録して表示する
・作業時間・休憩時間を自分で設定できるようにする
・今日の合計集中時間をlocalStorageに保存する
・作業時間・休憩時間を自分で設定できるようにする
・今日の合計集中時間をlocalStorageに保存する
10-3初級②:おみくじ・診断アプリ
学べること:乱数、条件分岐、データ(質問・結果)の設計
ボタンを押すと結果が出るおみくじと、複数の質問に答えると診断結果が出るアプリ。「データとロジックを分けて作る」感覚を学びます。
開始プロンプト
2画面構成の「今日の運勢&性格診断」アプリを作ってください。 【機能1:おみくじ】 - ボタンを押すと大吉〜凶がランダムに表示 - 結果ごとにラッキーカラーとひとことアドバイス 【機能2:性格診断】 - はい/いいえで答える質問5問 - 回答の組み合わせで4タイプに分類して結果表示 【条件】 - 質問や結果のデータは、コードと分けて編集しやすい形に - 結果画面はSNSでシェアしたくなる楽しいデザイン 【進め方】計画説明 → OK後、おみくじ→診断の順で
🖐 アレンジ課題
・診断テーマを自分の趣味に変える(推し活タイプ診断、パン好き診断など)
・「1日1回しか引けないおみくじ」にする(localStorageで日付管理)
・「1日1回しか引けないおみくじ」にする(localStorageで日付管理)
10-4中級①:グラフ付き家計簿
学べること:データの集計、グラフライブラリ(Chart.js)、月別の絞り込み
記録するだけでなく「見える化」する家計簿。外部ライブラリを使う経験と、データを集計・加工する処理が学びどころです。
開始プロンプト
グラフ付きの家計簿アプリを作ってください。 【必須機能】 - 支出の登録:日付・金額・カテゴリ(食費/日用品/交際費/その他)・メモ - 月ごとの一覧表示と合計金額 - カテゴリ別の円グラフ(Chart.jsを使用) - 月別の支出推移の棒グラフ - データはlocalStorageに保存 【見た目】第9章で学んだ3色ルールで。家計簿らしい安心感のある配色 【進め方】計画説明 → OK後、登録機能→一覧→グラフの順で 1機能ずつ。各ステップで動作確認の方法も教えてください
🖐 アレンジ課題
・月の予算を設定して、残額と使用率バーを表示
・CSVエクスポート機能(Excelで開ける形式)
・収入も記録できる収支対応版に拡張
・CSVエクスポート機能(Excelで開ける形式)
・収入も記録できる収支対応版に拡張
10-5中級②:神経衰弱ゲーム
学べること:ゲームの状態管理、アニメーション、ロジックの整理
ゲームは「状態管理」の総合演習です。めくったカードの管理、判定、ターン制御——複雑な状態を整理する力が付きます。
開始プロンプト
絵文字を使った神経衰弱ゲームを作ってください。 【必須機能】 - 4×4の16枚(8ペア)。絵文字でカードの絵柄を表現 - カードをクリックでめくる。2枚めくって一致なら取得、 不一致なら裏に戻る - めくった回数と経過時間を表示 - 全ペア発見でクリア画面(回数とタイムを表示) - 「もう一度遊ぶ」でシャッフルして再開 【見た目】カードがめくれるアニメーション付き 【進め方】計画説明 → OK後、盤面表示→めくり→判定→クリアの順で
🖐 アレンジ課題
・難易度選択(4×4 / 6×6)を追加
・ベストスコアをlocalStorageに記録
・2人対戦モード(交互にめくり、取得数を競う)
・ベストスコアをlocalStorageに記録
・2人対戦モード(交互にめくり、取得数を競う)
10-6上級:予約フォーム(Supabase連携)
学べること:第7章の総動員。DB設計、フォームのバリデーション、管理画面の概念
架空のお店(教室・サロンなど)の予約システム。利用者用と管理者用、2つの顔を持つ本格構成です。
開始プロンプト
小さなパン教室の予約システムを作ってください。 【利用者側】 - レッスン日時の一覧から空きを選んで、名前・メール・人数で予約 - 定員(各回4名)に達した回は「満席」表示で予約不可 - 予約完了画面で予約内容を確認できる 【管理者側(パスワードでログイン)】 - レッスン日時の登録・削除 - 予約一覧の確認 【技術】Supabase(DB+認証)を使用。プロジェクト作成済み 【進め方】まずテーブル設計から提案してください。 私が理解してから実装に進みたいので、設計の説明は丁寧に。
⚠️ 上級のつまずきポイント
満席判定やRLS設定など、考えることが一気に増えます。詰まったら「今の問題を整理して、選択肢を提案して」とAIに状況整理させるのが突破のコツ。これが乗り越えられたら、実務レベルの構成力が付いた証拠です。
🎉 第10章 修了
6つのプロジェクトを終えたあなたは、もう「チュートリアルの人」ではありません。次は完全オリジナルの題材で、誰かに使ってもらえるものを作りましょう。
📝 第10章 理解度チェック
全問正解できたら次の章へ進みましょう。